【本】 DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

数ヶ月間積読してましたが、大きなお金を使うことを検討していることもあり、目に入ったので読み始めました。内容がおもしろくて、2時間くらいで読み終わりました。

一言でいうならば、

・人生では経験、思い出がなによりの財産

・同じ経験でも若いときに経験すれば複利効果もあるよ

・高齢になるとお金つかいたくても使えなくなるよ(義父の介護してて実感)

・リスクをとらないことがリスクになるよ

・45歳〜60歳に資産を崩し始める(New)

など、50年生きてきた経験値としては、そうだよなぁと共感するところが多かったです。資産はもう崩し始めてもいいんだなと。たぶん、筆者の考え方と自分の考え方はかなり似てます。

「良い仕事に就き、膨大な時間を捧げて働き、60代から70代に引退し、その後に人生の黄金期を過ごす」という従来の価値観を考え直すきっかけになることを祈っている。

この一文がすべてだなと思います。

これを思ったから50歳を前に仕事を辞めて、今、自由にいろんなことをやってますが、間違ってなかったなと言ってもらった気がします。

50歳でも遅かったくらいで、どんどん経験に使える体力が落ちていくのを実感しているので、定年(60とか65歳)まで我慢して使い切れないお金を貯める人生にしなくてよかったなと思います。もちろん不安はありますが、きちんと投資もして配当等をもらいつつ、今やっていることを続けて行こうと思いました。

なんとなく、将来が不安だからと働いてお金ためるよりも、残りの人生を楽しんでちゃんとお金も使って、上手に生きようぜって感じです。

アリとキリギリス、どちらもだめで、その中間でバランスよくね!ってことですね。

若い人には若いときにしかできない、借金してでも貧乏旅行いっとけ!みたいなメッセージも書いてありますが、振り返ってみて、私の人生でも二十歳くらいのときにやってた貧乏旅行はいい経験だったんだなぁと思いました。

まさにプライスレス。複利効いて、今でも役立ってます。ここ数年の自分の選択を、なんか答え合わせして◯をもらったようで、嬉しくなりました。