できそこないの男たち

できそこないの男たち (光文社新書)

できそこないの男たち (光文社新書)

大好きな「生物と無生物のあいだ」の筆者である福岡氏の本。
これも生物学、遺伝子学のお話しをわかりやすく書いています。
だけど、途中からかなり難しくなります!
理系の私でも厳しいところがありました(生物があまり得意でなかったともいう)。

簡単にいうと、生物学上、女性が完全体。
男はおまけであり、本来はなくてもいい。
そのため、作りも不完全で寿命も短い。
いわば、多様性を生み出すためだけに存在するはかない存在。
うーん、男性としては非常につらい現実だけど、生物学的にはそのような存在なのね、男って。
また、日本国民が実に多種多様な遺伝子を持つ人で構成されているというのは知らなかったです。
単一民族っていうけど、遺伝子はバラバラ。

一読の価値ありますよ、この本。