入院とか地域医療とか健康について考えたこと

ちょうど、この前のGWのブログを書いていた時のお話。
日曜日の夜0時頃、もう寝なきゃなと思っていたら、寝室の方が騒がしい。
妻曰く、娘が足を痛がっており、眠れないとのこと。
娘の様子をみると、確かに尋常じゃない様子で足が痛い痛いと言って泣いている。
熱を測ると38℃。
普通ならとっくに寝ている時間だし、これはおかしいと判断。
救急車?と思ったが、そこまで電話する緊急性がわからずに、とりあえず川越緊急クリニックに電話して症状を伝えると、心配なら来てくださいということで、向かうことに。
ちなみに川越緊急クリニックはここ↓
http://kawagoeerc.jimdo.com


行ってみると、深夜1時なのに駐車場は混んでいるし、中に入っても待っている人がいる。
ざっと2時間はかかると言われ、車のなかで待つことに。
痛い痛いと泣いている娘と過ごす2時間はほんとに長かった…。
ちなみにここまで、全く歩けなくて全ておんぶ状態なのでパパもヘロヘロ。

レントゲンを撮って診察。なんと上原先生が診てくれました。
NHKドキュメント72時間「夜間救急 果てしなき戦い」で、以前取り上げられており、たまたま妻とこの番組をみていて、ここの上原先生は尊敬していました。
ここでは書きませんが、この人はほんとに医療に命かけているような人です。
こんな状況なのに、あ!本物の上原先生だ!と思ってしまいました。
娘は脚が腫れていて、触ると泣き叫ぶレベル。
うーん、なんとも言えないが骨折の恐れありということで、添え木などを応急処置だけしてもらい、痛み止めをもらって帰宅。この時点で月曜日のAM2:00過ぎ。
家の近所の整形外科への紹介状を書いてもらいました。

2日目午前
朝9時に、近所の整形外科に行くとすでにどんだけ待ち行列やねん状態。
ずっと痛い痛いと半泣きの娘と共に待つこと2時間。長かった。
結果、ここではわからないというオチ…。
紹介状は書くけど、埼玉医大はきっと持って行ってもダメ、紹介状なしで直接行ってみることをおすすめすると。もう一つの病院への紹介状なら書くということで、もう1つの病院の方でお願いしていたが、やはり埼玉医大に診てもらいたいと再度先生に無理やり相談して、面倒くさがる先生をなんとか説き伏せて、目の前で電話してもらって、紹介状を書いてもらいました。

2日目午後
これをもって埼玉医大にいったのですが、結果的には書いてもらったのが正解。
紹介状なしには午後からの診察は受けられなかったのでほんと無理言ってでも、紹介状書いてもらって電話してもらってよかった。
ここではもう既に車椅子でしか行動できない状態。
ちなみに、この病院はめっちゃでかくて本日の予約者数2800人とか平気で書いてあってビックリ。
診察した先生もレントゲン、血液検査、その他結果を見て、悩んでいました。
まだまだ痛みはひかないけど、点滴を打って帰りました。

3日目
家で安静にしていて、私は会社に。

4日目
本日も通院のため、埼玉医大に。

5日目
本日も通院のため、埼玉医大に。
本日も良くならない。先生に相談して、入院して詳細に検査をすることに。
(こういう時は強引な論理展開で寝技に持ち込むタイプです、はい)
ただし、埼玉医大は入院を受け入れる余地がないため、近隣市町村で入院可能な病院に紹介状を書いてもらい即入院手続きへ。
正直、俺も入院したことないのに、娘が先に入院するとは!
といいつつも、ほんとに良くなって欲しい一心。
まだ足の痛みもあり、熱も引かない。
そのまま別の病院に入院。
いろいろレクチャーを受けつつ、また血液検査、レントゲンなどなど。
がんばれ娘。

入院は子供なので、大部屋ではなく2人部屋。差額ベット代が発生するがそうも言ってられない。
結果的には最終日まで誰も入らなかったので、個室状態でゆっくり過ごせたので◎でした。
妻がパイプベッド以下のしょぼーいベッドで添い寝。ほんと身体が痛くてつらかったそうだ。
結局、5日間入院してその間CTスキャンなど全てしてもらうも原因はわからず。
おそらく、風邪で体調を崩したところに菌が入って、脚にいったとのこと。
GWの旅行で無理させたのがいけなかったのかとお父ちゃん反省。
毎日見舞いにいって、徐々にだけど元気になっていく娘をみているのがなによりの幸せ。
そして、普段家族が健康で普通に過ごせるということかなんという幸福かを実感しました。

実はここも最初の先生があまりよくない先生で、見立ても?だし、いきなりリハビリさせましょと痛がっている娘を無理やり歩かされたりとひどい目にあいました。
入院2日目の回診の先生がとてもいい先生(ちょっと強面でマッチョなんだけどね)で、途中からこの先生に代わって結果的にはすごくよかったです。

結局一週間学校休んで通院&入院、その後は一週間自宅療養+通院。
と2週間はほとんど仕事が手に付かない状態でした。
でもうちの会社はフレックスでほんとに14時にいっても出勤扱いになるので、いつも残業代出ないしーというデメリットしかなかったけど、結果的には少ない休みで乗りきれて、非常に助かりました。

発病から2週間
ようやくほぼ治ったということでケーキでお祝いしました。
そのあとも車で学校に送って行ったりとなかなか大変でしたが、今はすっかり元気。
プールにも行ってるし、後遺症も大丈夫そう(たまに脚が痛いというのでドキドキしますが)。

まとめ
健康はほんとになくなってみて気づきます。
日頃から健康に感謝して生きたいと思います。
娘の怪我・病気は自分のそれよりも100倍くらいヘコミます。
妻も肉体的・精神的ダメージをかなり受けていて、二人して元気になるまでしばらく時間かかりました。

それと、紹介状を含めた地域医療の仕組みはすごいと思います。
いきなり大病院に行くのではなくて、かかりつけ医に診てもらって、わからなければエスカレーションする仕組みはよい仕組みだと思いました。
それとまだ娘が小学生だったので、医療費が無料で助かりました。
とはいえ、高額療養費制度を使えば、大人でもかなり出費は少なく済みますね。
差額ベット代問題は実際になってみて、実感したけど、これは痛い。
今回のケースだと個室状態だったので、超高い!とは思わなかったけど。

川越緊急クリニックのある川越市に住んでいてほんとによかったです。
上原先生はじめ、全てのスタッフの方々に御礼申し上げます。
また、埼玉医大やかかりつけ医の全ての先生、看護婦さん、スタッフの方々にも御礼申し上げます。