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永遠のゼロ

永遠の0 (ゼロ)

永遠の0 (ゼロ)

まず、小説として、非常に優れた作品。
いろいろ思うところがあって、読了してから1ヶ月以上経ってしまいました。

電車で本を読んでいて、最後まで読みきれず、途中で降りてしまいました。(帰りの電車でよかった)
悲しいのと、かっこいいのと、なんだかいろいろ混ざった涙が湧いてきました。最後だけじゃなく、途中でもなんどか涙がこみ上げてきます。
電車で読むのはもったいないので、秋の夜長にコーヒー片手に、じっくり読むことをオススメします。


次に歴史の観点から書いてみます。
真珠湾攻撃がなぜ奇襲と言われているのか、ガダルカナル島の戦いが何故負けたのか、アメリカとの考え方の違いなど、第二次世界大戦時の歴史がとてもよくわかります。
いかに軍のお偉いさん方々(一部のエリート)がアホだったか。


そして、思ったこと。
僕らの世代は戦争を知らな過ぎると思う。日本の戦争は負けて、悪いことをしたということで、早く忘れようという思いが強いのではないだおるか?
自分たちの祖父の世代が戦争に関係していたのに。そのおかげで、今の日本があるのに。本来は知らなきゃいけない、大事なことに蓋をしまっていると思う。
戦国時代が大好きだったのだが、幕末から明治、大正、昭和といった近代史をもう一度勉強し直したいと強く思った。
最近気になっている、マスコミの恣意的な報道についてもチクリと刺している。近頃は、Twitterなどで情報を得られるようになると、大手マスコミの異常さばかりが目に付く。特定の方向に世論を導こうとする(戦時中、いや戦前からか...)、都合の悪い情報は流さない。
自分で得た情報で判断し、きちんと意思を表示できる人間になりたいと強く思った。
また、戦時中の状況と今の類似性もなるほどと思える。
閉塞感、無気力、思考停止。
あの頃より、よっぽどマシな状況なのに、このままではいけないと強く思わせてくれる本でした。

最後に本の感想に戻そう。
読み物として、悲しいけど人を感動させてくれる良書です。
☆☆☆☆☆