バカの壁

バカの壁 (新潮新書)

バカの壁 (新潮新書)

今更感はありますが、読んでみました。
あまり刺さるモノはなかったです。
ただ、1つだけ考えさせられたのが、このくだり。

「働かなくても食える」というのが理想の状態だと思って、一生懸命働いてきた。実際、働いた分、経済は成長し、社会はどんどん効率化していった。
ホームレスでも飢え死にしないような豊かな社会が出現した。ところが、いざそうなると、今度は失業率が高くなったと言って怒っている。もうまったく訳がわからない。
失業した人が飢え死にしているというのなら問題です。でもホームレスはピンピンして生きている。

結局のところ、幸せとはなにか?豊かさとはなにか?ということを真剣に考えないと、もうこの国が立ちゆかなくなっているのではないでしょうか?
私は一人一人が考えて、一人一人が幸せの価値観を見つけて満足していくしかないと思っています。
もう与えられた、画一的な幸せでは人は満足しないでしょうね。