ブラックペアン1988
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/12/15
- メディア: 文庫
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チームバチスタの栄光でおなじみの海堂 尊の文庫本。
素直に引き込まれてあっという間に上下巻読み終わりました(というか薄すぎ、2冊に分ける意味がない)。
熱い男の話は好きだなぁ。
でも、ここでかかれている問いには永遠に答えはないと思う。
天才的な技術をもった一人の人間と誰でも使えるツールで多くの人を救うのはどっちが優先される?
ツールを使ってもイレギュラーパターンになると、経験をもった天才しかリカバリーできない。
ソフトウェア開発でも同じか?
ある一定規模以上になると、一人では作れなくなるので、一般化したライブラリみたいな物を作る必要がある。
そうすると、素人でもライブラリを使うと高度なことができるが、イレギュラーパターンでは対応が難しい。
真にソースコードを理解している一流の技術者じゃないと対応ができない。
また、小説の世界だと、銀河英雄伝説のヤン・ウェンリーとラインハルト・フォン・ローエングラムの問題みたいなもんか?(ほとんどわかる人いないだろうが)
なにはともあれ、今年もこの作者の本が出たら買って読みます。