【本】 「再起動 リブート」 斉藤徹

今年から、また本をたくさん読もうと思います。

年末年始に読んだ1冊からピックアップすると、ずばりこの1冊。

現在、ループスという会社の社長さんである斎藤さんの起業に纏わる話なのですが、これがまた読み物として波瀾万丈で読み応えがあります。実話なのですが、ほんとハラハラドキドキで、日本のベンチャーに関わる本としては一見の価値ありです。

帯が「僕は4回死に、そのたびに復活した」、もうこれだけで興味引かれます。私はAmazonで予約して発売日に届いて、すぐに読んでしまいました。

たまたま、ここ数年は気持ちはマーケターとして活動していたこともあり、斎藤さんとは実は過去にご挨拶させていただいたことがあり、名刺も頂戴しました。それだけに余計感情移入してしまいました。

また、がんばってる人を見てる人はいて、何度も何度もピンチに陥るのですが、裏切る人もいますが、助けてくれる人が必ずいます。普段の頑張りを見てる人がいて、応援してくれる人がいます。これって、ほんとに大事だなと、40過ぎてよく思います。手を抜かずに、お天道さまがみてるから、正直に生きようと最近よく思います。

読んでいくと、あぁ、俺にはベンチャー魂はないなと正直思ってしまいました。ものすごくヒリヒリするような人生を送れそうですが、とても精神がもつわけないなと感じてしまいました。資金繰りの話はリアリティあるし、そこだけで終わってしまいそうです。売上、利益をあげるためにやりたくない仕事をしたり、どうしても儲けに走るのだが、何のために起業したのか振り返る夜があるのですが、悩みに悩んで得た結論、

「僕は人を笑顔にしたい。僕は世界をより良くしたい。」

にはすごくスーッと腹落ちしました。

ここにたどり着くまでの話をみると、他人のせいにせず自らこの答えを導くくだりは何度も読んでしまいました

それと、なにごとにも諦めない心、胆力は私もしっかり持たねばならないなと心に刻むことができました。この4月から新しい職場で新しい仕事をする予定ですが、背中を押してくれた1冊になりました。このタイミングで出会えて、読めたことに感謝いたします。

人のためになる仕事をこのあとの社会人人生でしっかり実現したいと思います。